患者向けめまい関連資材
音は耳介で集められ外耳道を通り鼓膜を振動させます。
この振動は中耳にある耳小骨に伝わり、内耳の蝸牛で音の信号へと変換されます。
この信号は聴神経を通して脳に伝えられ“音が聞こえる”と感じます。
“音が聞こえる” しくみのどこかに障害が起こり、音が聞こえづらくなる病気です。
難聴には、伝音難聴と感音難聴があります。
急性の感音難聴は突発難聴とも呼ばれます。
難聴の種類 | ||
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伝音難聴 | 感音難聴 | |
障害のある部分 | 音を伝える部分 |
音を感じる部分 |
主な疾患 |
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急性感音難聴(突発難聴)のうち、原因がはっきりわからない病気を突発性難聴といいます。
※柳田 則之『突発性難聴の正しい取り扱い』金原出版より引用・改変
めまい発作は一度きりのことが多い。
ストレスが誘引になることもある。
なんの前触れもなく、突然起こります。
この病気はできるだけ早く治療することが重要です。
病気が発症してから2~3ヶ月間は聴力の回復が期待できますが、それ以降は聴力の回復が難しくなります。
突発性難聴の治療には薬物療法や高圧酸素療法等があります。
「何か変だな」と気づいたら、
早めにお医者さんに相談しましょう。
音の聞こえが急に悪くなった場合の基本は“安静”で、入院加療することが多いです。
睡眠をしっかりとる。
熱いお風呂、長めのお風呂はさける。
耳と目の刺激をさける。
(テレビ、読書などはほどほどに)
ストレスをためないように、
精神的な安静も心がけましょう。
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